債務整理の手続きにかかる期間と返済期間について

債務整理をすると、借金問題を効果的に解決できますが、期間はどれくらいかかるのでしょうか。また、手続き後の返済期間がどのくらいになるのかも知っておく必要があります。

まず、債務整理には任意整理、特定調停、個人再生、自己破産の4種類があります。そこで、以下ではそのそれぞれについて、手続きにかかる期間と返済期間を解説します。

任意整理の場合

任意整理とは、債権者(借入先)と直接話し合いをして、借金返済額と支払い方法を決め直す手続きです。合意後の将来利息をカットすることによって、借金の総支払い額を減額出来るなどのメリットがあります。

任意整理の場合には、手続きにかかる期間は相手方業者の対応によって大きく異なります。ただ、だいたい3ヶ月程度で終わることが多いです。また、任意整理後は、各債権者への支払が必要になります。その返済期間は、だいたい手続き後3年~5年程度です。

特定調停の場合

特定調停とは、簡易裁判所で債権者と話し合って借金返済額と返済方法を決め直す手続きです。特定調停の手続きにかかる期間は、だいたい3ヶ月くらいです。特定調停の場合にも、手続き後債権者への支払が必要になります。その期間は、3年に設定することが多いですが、債権者との合意ができれば、それより長く設定することもできます。

個人再生の場合

個人再生とは、裁判所に申立をして、借金返済額を大幅に減額してもらえる手続きのことです。たとえば、500万円の借金を100万円にしてもらうことなどができます。また、住宅ローンがあっても、自宅を守りながらその他の借金だけを減らしてもらうことも出来ます。

個人再生は、裁判所を利用したとても複雑な手続きなので、それなりに時間がかかります。具体的には、弁護士に依頼してから手続きの終了までにだいたい8ヶ月程度はかかることが普通です。また、個人再生の手続き後には、債権者への支払が必要になります。その返済期間は原則3年ですが、もしその支払がどうしても苦しい事情がある場合などには、5年に延ばしてもらうことが可能です。

自己破産の場合

自己破産とは、裁判所に申立をして、借金を完全に0にしてもらう手続きのことです。自己破産には同時廃止と管財事件という2種類の手続きがあり、それぞれによってかかる期間が異なります。

簡易な手続きである同時廃止の場合には3ヶ月程度で終わりますが、複雑な手続きである管財事件の場合には6ヶ月以上かかることが普通です。自己破産の場合、完全に支払い義務がなくなるので、手続き後の返済の必要はありません。

まとめ

今回は、債務整理手続きごとのかかる期間と手続き後の返済期間を解説しました。それぞれによってかかる期間が異なりますので、自分の状況に応じた適切な手続きを利用して、賢く借金問題を解決しましょう。